アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

趣味の世界

 「世界の車窓から」のような景色が続く中央線に乗り、仕事の関係で名古屋に向かう。これで、石丸謙二郎氏のナレーションなど入ればそれなりの旅になる。林業が盛んな木曽周辺でアマチュア無線のアンテナを探したが見つける前に疲れてしまった。やはり、特急列車はテレビのようにゆったりとは走ってくれないし、何か楽し気な歌声が聞こえてくることもない。快適だと思える時間も長くはない。単調なのだ。

 進みの遅い3時間が過ぎ、東京とも大阪とも違う名古屋独特の喧騒の中に到着。何件か予定のアポイントを済ませてホテルに入る。移動中にも上を見上げてそれらしいアンテナを探したが、ここでもアマチュア無線のアンテナは見つけられなかった。

 日曜日の22時過ぎ7041を聞いてみるが活気がない。CQを出している局を見つけてコールしてみるが拾ってもらえなかった。こんな日もあるさ。

 アマチュア無線局は毎月減少の一途をたどっているらしい。なんだか絶滅危惧種の心境だ。ガラパゴス諸島ロンサム・ジョージを思い出す。

 それでもひっそりと趣味の世界を楽しんでいこうと思う。そのひっそり感、それこそがまさに趣味というものでしょう。

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