アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

マニアの憂鬱

 QSLカードが届いた。といっても、7月末にはすでにJARLからは届いていたのだから2週間ほど開封をさぼっていたことになる。

 それには理由があって、前回2カ月前にカードを作成したときにちょうどプリンターのインクが切れてしまい、そのインク購入をさぼっていたのが直接の原因だ。「どうせ印刷できないのなら開封してもね」と自分に言い聞かせてきたがそんな理由をいつまでも正当化していられない。意を決してインクを購入した。

 本当のところ、この開封の遅れはインクの購入が遅れたからではなく、深層にある本当の原因は自分のこだわりによる印刷までのめんどくさい手順だ。

 Turbo HAMLOGに「あなたがすべてよ」と身も心もゆだねてしまえばもっと簡単に短時間で済む。ところが、手書きのログブックをあくまでもメインと考え、HAMLOGは検索ツールと自分に言い聞かせているのでいつまでたっても省力化できない。

 QSLカードが到着するとまずは日付順に並べなおし、カードの受領や送付のチェックをログブックに記入する。その時に、カードから読み取れる新たなデーターがあればそれも追記する。それが一通り済んだところで同じ作業をHAMLOGで行いながら印刷をしていくのだ。二度手間もいいところだ。

 それでも、手書きのログブックの未記入部分が減っていき、空白が少なくなっていく感じはたまらない。そしてログブック全体が適度に汚れていくさまは何とも言えず、それを眺める時間は至福の時だ。マニアならではの時間だ。

f:id:mocume:20190809145341j:plain