アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

eQSLにDonationだ

 「eQSLって何だろう?」「よくわからないけどきっと必要なんだろうな」と、結構いい加減にDonationして早くも1年が過ぎる。

 何もわからず諸先輩方のブログを頼りにDonationした。Donationを連発してみたが、恥ずかしいことにその日まで「Donation」が寄付を意味する単語であることを知らずにいた。今では年間12ドルのDonationのおかげで、自分でデザインしたQSLカードを手軽に相手と交換でき、デジタルモードには欠かせないものになっている。

 開局当初はQSLカードの交換も交信の最後に「カードはどうしましょうか?」などと確認していたものだ。送付方法もJARLのビューロー経由以外に、コールブックに載っている住所に直接送ったりもしていた。時にはQRMのなかで住所を大声で怒鳴ったりもしていたと思う。個人情報も何もあったもんではない。

 学生時代にアルバイトと親の懐を頼りに無線機の購入やQSLカードを作成をするとJARLに入会する余裕もなくなる。なんとなく「趣味の王様」に係わってしまった私のような下々は、「No QSL」やダイレクトでのQSLカード交換が多かった。それが今では記録も電子化され交信終了時にはカードも届いている。

 思えば海外の団体に気軽に寄付をするなどとても考えられない時代だった。今は瞬時にその団体の素性もネットで検索できる。寄付の方法も現金に頼らずカードを使うか、心配なら PayPalなどの安心できるシステムもある。

 せっかく覚えた「Donation」の方法を使ってみたい気もするが、相変わらずの下々の私にしてみれば、やはり王様のようにはお手軽にはできない。

 12ドルでもDonationするにはドキドキするし、少なからず勇気も必要になってくる。 

 

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