アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

FT8 デコードできない

 普段、パソコン使用時に内蔵時計の正確さを気にすることはほとんどない。しかし、デジタルモードでアマチュア無線を運用するときには時計の正確さは欠かせない。重要で初歩的なチェック項目だ。

 私の場合「桜時計」を使っていて、WSJT-Xを起動する直前に手動で時刻合わせをしている。パソコンの立ち上げと同時に自動で時刻を校正する設定にしておけばいいのだが、面倒なので手動のままになっている。Windowsのバージョンアップとともに「桜時計」も右クリックの管理者権限で立ち上げる必要があり、それを忘れて「桜時計」を起動させると時刻合わせをせずに終了してしまう。うっかりしていると時刻合わせが出来たものと勘違いし、続いてJT_LinkerやHAMLOGを立ち上げてすっかり準備を整えた気分でパソコンの画面を見つめていることになる。

 先日、QSOをするつもりはなく久しぶりにバンド内の状況だけを確認しておこうと考え、これに近い状況に陥った。時計合わせを省略してWSJT-Xをいきなり立ち上げてしまったのだ。

 WSJT-Xの画面には何も表示されない。独特な信号音も健在で、それぞれの信号レベルも問題ないのに送受信のタイムゲージだけが流れ続ける。SSBもCWも聞き取った音から直接情報を受け取り判断する。それに慣れてしまっている私は、符号化された信号を復元するというデコードの概念がしっかりと定着していないのだ。だから、「信号音は聞こえているのに?」となる。

 IC-7300の基本設定を最初からやり直し、WSJT-Xの再設定に手をかけたところでようやくこの思い込みに気付いた。

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