アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

努力は裏切らないとは言えない

 どうにか習慣化してきた土曜日午前中のスポーツジム通いが、今世界が抱える重大事でほとんど休会状態になっている。そこで、必然的に土曜日もFT8に費やす時間が増えてきた。ところが、無線機の電源を入れてパソコンの画面を見ていても、すぐにHF国内の未交信局を見つけるのが少しづつ困難になってきた。デジタル通信をするアマチュア局の数も一段落してきたのか、電波伝搬の状況が悪いのか以前ほどの勢いがなくなってきたように感じる。

 それでも、根気よくPC画面を見つめていると水色の新局が「ふわっと」ポップアップされる。すぐにダブルクリックして呼びかけ、背景が赤帯に変化して無事に交信が成立するとえも言われぬうれしさがこみ上げて来る。どんな部屋でどんな人がこの同じ画面を見つめているのだろうか?人が関与する機会の少ないデジタル通信でも、交信終了後のちょっとしたこの高揚感は変わらないのだ。アマチュア無線の楽しみは方は人それぞれだが、知らない誰かが声を頼りに、PC画面を頼りに「一瞬間」だけこちらの問いかけに答えてくれたその刹那感が私のアマチュア無線に感じる醍醐味だ。

 さて、先日の2020年初のゴルフは天気にも恵まれ楽しい一日だった。「もうお遊びは終わりだ」と昨年の自分から決別し「決して努力は裏切らない」と自分に言い聞かせ、暇を見つけては素振りにアプローチにそしてパット練習にと時間を費やしてきた。しかしその日は「努力は裏切らないとは言えない」ということに気づかされた一日でもあった。「チッ!」

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