JCG(Digital)
QSLカードの交換はJARLビューローとeQSLを基本にしている。大昔にはeQSLのような便利なツールもなく、代わりにダイレクトという方法があった。これはJARL発行のコールブックやCQ誌の付録としてついてきた新局の住所録を参照して、直接個人住所にQSLカードを送付する方法だ。更に、QSOのなかで互いに住所を伝えあったりもした記憶もある。個人情報も何もあったものではない。今ではとても考えられない大胆かつワイルドな方法なのだ。
アマチュア無線を復活して、はじめの10局ほどはSSBでQSOをさせていただいた。「One Way」という言い方も初めて聞いたし、各種団体の発行するアワードがたくさんあって戸惑ったりもした。
その後、FT8に移行してしまったがQSLカード発行の確認方法がないため、相手の方からのカードが届くのを待って頂いたそれぞれの方法で返送するようにした。
今更だが、JCGにチャレンジするにはこの方法ではあまりに効率が悪すぎる。折角、未交信の「郡」の方とQSOが成立しても相手の方が私と同じように「カードが届いたら返送しよう」と考えていらっしゃると当然カードはやってこないのだ。
Turbo HAMLOGでWkd/Cfmの一覧表を開き、JCGの状況を表示するとアリスタマークの有無ですぐにカードの受領が確認できる。交信は終了しているが、アリスタマークのない貴重な郡にお住いの局が思った以上に多くて驚いた。
これからは積極的にカードの発行を心がけるようにしよう。「郡」の減少はこれからも続くだろう。時間は待ってはくれない。