今さらながら JTAlert
JT_Linkerのおかげで、HAMLOGにQSOデータが自動的に記入されるようになってからずいぶんすぎた。もう、便利で手放せない。それなら、手書きのログブックはやめてしまえばいいのだが、まだやめられないでいる。
手書きのログブックには、QSOは開始されても途中で途切れてしまい、最後まで交信が成立しなかった場合もできる限りのデータを記入している。自分自身では「モチベーションが上がる」とか「手書きの味わい」などと理由を付けてはいるが、本当のところは昔からの習慣から抜け出せずにいるだけなのだろう。
そして、今回は遅すぎて今更だがJTAlertをセットアップした。HAMLOGのADIFファイルを参照してeQSLから電子カードを送ってくれる。本来備わっている多くのアラート機能のなか、今のところカードの自動発送と関連するアプリの同時立ち上げに特化して使っている。宝の持ち腐れだ。
今までは適当にeQSLのInBoxを覗き、ある程度の数が溜まったら随時返送していた。
「電子QSLの発送作業ぐらいは自分の意思を反映するべきだよね」などと、こちらもJT_Linkerと同様に理屈をつけてインストールを遅らせてきた。
ところが、あらためてQSOの開始からログの記入、カードの発送まで一連の流れが完成してみると非常に便利で都合がいい。後は、2か月に1回送られてくるQSLビューロー経由でのカード発送に注意していれば無事作業が終わることになる。便利すぎて味気ないといてしまえばそれまでだが、あの大きな声を張り上げてQSOしていた頃を思い起こすと、このあっさりとしたスマートさも嫌いではない。
それにしても今回を含めFT-8、FT-4の免許申請、WSJT-X、JT_Linkerのインストールや設定でも大変お世話になったが、知りたいことのほとんどは優れた先輩諸氏が分かりやすくネットにアップしてくれている。自分一人ではとても設定などできなかっただろう。そして、勿論それぞれのアプリを開発、提供してくれている各氏には感謝の思いしかない。頭が下がる。
趣味のアマチュア無線人口は減っても「アマチュア無線の開拓精神」は今だ失われていない。