アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

楽しくいこうぜQSOパーティ

 昨今の社会情勢も考え抜いてのことだろう、JARLから発表されている第74回丑年のQSOパーティの期間は1月3日9時か7日21時の132時間と例年よりだいぶ長めだ。

 2021年の最初の月曜日は1月4日になるので、社会もそのあたりからなんとなく動き出す。だから、QSOパーティに対するモチベーションを保つことのできるギリギリの微妙な期間設定だ。JARLもその辺を心配してのことなのか、6日間連続で参加した局にはサマリーシートの「意見欄」に「連続日交信」と記入して提出すれば抽選で景品が送られてくるらしい。少しでもQSOパーティを盛り上げようと頑張っている様子がうかがえる。ただ、残念なのはJARLニュースの紙面上では「連続日交信」のことが記載されているが、Webではその点に触れられていない。折角のアイデアなのだから、細かい字で書かれたJARLニュースを見逃した人たちのためにも更に広く告知してほしいものだ。

 私のようにFT8などのデジタル通信が盛んになったことを知って、チャラチャラとアマチュア無線を再開した軟弱新参者にはQSOパーティで20局交信のチャンスが増えることはうれしい。例年のように1月2日からの36時間では体調不良や急用などで時間が取れない場合も考えられるが、実はそれ以上に心配なのが年末年始の天候なのだ。雪国に住む者特有の悩みだろうが、使っているCP-5HSⅡのラジアルに雪が積もるとSWRが上がりアンテナとして厳しい状態になる。うまく気温が上がり、雪が消えてくれればいいのだがこればかりはどうしようもない。だから、そういう理不尽なリスクが軽減される意味では今回の期間延長は大歓迎だ。

 年齢を重ねると12年分のシールを集めきることは簡単ではなくなってくる。一度途切れさせると次のチャンスは12年後になってしまうからだ。「パーティだから楽しくいこうぜ」と思いながらも、近頃は結構真剣にQSOパーティに向かい合う自分がいるのも事実だ。

f:id:mocume:20201116113821j:plain