QSOパーティ「連続日交信」
QSOパーティの初日、2021年1月2日は前日降った雪がアンテナに積り、それが影響してかねてから心配していたようにSWRが上がってしまった。そんなわけでコンディションのいい時間帯を30分は無駄にした。まずは、物干しざおの先に竹箒をガムテープでつなぎ、それを使ってベランダからGPのラジアルについた雪を払い落とす作業からのスタートだった。コンテストではないので慌てることはないのだが、何となく焦ってしまいCQの後にNYPのない局に勝手にオペレーターネームを送ってしまったりして相手の方に迷惑をかけてしまった。
今年のQSOパーティからは開催期間が6日間となり、さらに6日間連続で参加した場合には抽選で記念品がもらえるというお年玉企画が用意されている。それではと初日の遅れを取り戻しながら挑戦をしてみた。二日目の3日は前日のような失敗もなく、先ずは最低必要交信局数の20局を達成できた。しかし、三日目の1月4日からは年末年始休みもそろそろ終わり社会が動き出す。コンディションのいい10時から12時ぐらいにQSOパーティに参加する人はぐっと減り、まだQSOが終わっていない新しい局を探すのが難しくなってきた。昔と違いアマチュア無線そのものを趣味とする人の絶対数が減っているうえに、時間の取れる夜はコンディションが悪く「連続日交信」は結構ハードルが高いと感じた。最終的には何とかサマリーシートの意見欄に「連続日交信」と記入することができたが、1月7日は「とにかく1局」と思いながらも少しはらはらしながらのQSOパーティの最終日となった。
年齢を重ねてから始めた「QSOパーティで12年分の干支シールを集める」という目標はたぶん1回のパスもできない。12年後の次のチャンスは自分がどうなっているのか上手く想像できないからだ。そのあたり、スリルとサスペンスが盛り込まれた新年の恒例行事が今年も無事終了した。