JA1AGSからのカード
少し古い話になるが、JARLNEWS2020年秋号でレポートされていた「南極昭和基地のJARL局8J1RLと交信しよう!」を読み、そこから自分でもFT8なら何とかなるかもしれないと根気よく気長に探し続けている。しかし、そう簡単には行かず今日もそのコールサインすら見つけることは出来ていない。
ところが、今月届いたQSLカードの中に南極観測船「しらせ」をデザインした8J1RLのコールサインが入ったカードを見つけびっくりした。何かの間違いだろうと再確認してみると、2020年1月から翌2021年1月までの1年間8J1RLのOperatorを務めたJA1AGS山本貴士さんからのものだった。昨年、2021年4月15日にJA1AGSの常設場所である相模原での交信記録だ。
南極昭和基地と日本との時差は6時間、直線にして約14,000キロ。日本に帰国するまでには約2ヵ月かかるらしい。なので、その日付は山本さんが南極昭和基地から帰国後まだまもない頃のものになる。
制約の多いFT8では当時のご苦労など、南極での状況などをお聞きすることもできない。それでも、こうしてカードが届くと8J1RLとJA1AGS山本貴士さんが結びつき、遠い南極に一瞬思いをはせることができる。
だからアマチュア無線は素敵だ。