アマチュア無線は素敵だ

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電源はねじ式ターミナルから丸端子で取りたい

 アイコムのIC-7300と同時にアルインコの安定化電源DM-330MVを購入した。すぐに、無線機を立ち上げようと取り急ぎ電源ケーブルを接続しようとしたがどうもうまく行かない。正面のプッシュ式ターミナルには電源ケーブルが太すぎてきっちりと納まりきらないのだ。それに、せっかく買った最大出力32Aの電源なのに予備的に使うことを想定したMax5A出力端子ではもったいない。やはり、背面にあるねじ式ターミナルにきっちりとそして安全に取り付けたいと思う。

 そこで、背面のネジ式ターミナル(陸軍式ターミナル)にケーブルを巻き付けて締めこんでみるがケーブルが太すぎるのか締めつけるほど周りにはみ出してしまう。これでは正面のプッシュ式ターミナル以上に危険な状態になってしまうことが分かった。 丸端子を前提としたねじ込み式ターミナルなのだから当たり前なのだろう。

 端子を購入するために規格を調べてみると、ケーブルが挿入されて圧着される根元部分の内径と、ターミナル側の突起にはめ込まれるメガネ部分の内径で使うべき丸端子が決まってくるようだ。そこで、まずはIC-7300の取説をひっくり返し電源ケーブルの太さ記載を探すが私には見つけられなかった。アイコムの対応センターにメールで事情を説明し電源ケーブルの太さを問い合わせた。2日後に「R5.5の端子で接続可能だが端子の直径部は安定化電源の形状により異なるのでそちらを確認してほしい」との連絡があった。ありがたいことだ。次にDM-330MVの端子部分を実測して最終的に「R5.5-6」という丸端子がベストであることが判明した。

 これで、端子購入の入り口にたどり着いたわけだ。急いでネットを調べてみる。当然と言えば当然だが、私に必要な2個だけを手に入れる方法は見つけられない。

 結果的に、知り合いで弱電の仕事をしている方が端子をたくさん持っていることを知り、そのなかから「R5.5-6」の丸端子2個をわけていただいた。ついでに専用圧着工具も貸してもらい、さらに赤と黒の保護キャップもいただくことになった。

 全くそれほどのことでもないのだが、こうして「電源をねじ式ターミナルから丸端子で取る」ことに成功したのだった。 

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ねじ式 (小学館文庫)

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