アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

渋谷を探せ

 モチベーション維持のため個人的に続けていた「東京23区」アワードも、2021年7月での確認では目黒、渋谷の2区を残すのみになっていた。電子QSLの登場でカードの収集も手軽にできる。これなら年内には何とかなるかもと、それからは1エリアPM95を中心に積極的に呼び出しを続けてきた。

 しかし目黒区、渋谷区はなかなか手強く遅々として進まない。それがついに先日目黒区がクリアできた。カードもすぐにeQSLで無事収集。ついに渋谷を残すだけになった。アマチュア無線を再開して4年で22区。思った以上に難しい。

 近年、いろいろなローカルアワードがあるらしいが、私のように勝手に決めたアワードを目標に、パソコン画面を見つめてニタニタするのも実に暗くてよろしいではないか。

 このゴールデンウイークはひっそりと陰にこもり、1エリアPM95をクリックし続けるつもりだ。家族、友人たちに話してもきっと共感は得られないだろう。それでもいいのだ。アマチュア無線とはそういう趣味なのだ。孤独なのだ。

 超私的アワードの完成はほんの目の前だぜ。

 

 

 

 

 

JA1AGSからのカード

 少し古い話になるが、JARLNEWS2020年秋号でレポートされていた「南極昭和基地JARL局8J1RLと交信しよう!」を読み、そこから自分でもFT8なら何とかなるかもしれないと根気よく気長に探し続けている。しかし、そう簡単には行かず今日もそのコールサインすら見つけることは出来ていない。

 ところが、今月届いたQSLカードの中に南極観測船「しらせ」をデザインした8J1RLのコールサインが入ったカードを見つけびっくりした。何かの間違いだろうと再確認してみると、2020年1月から翌2021年1月までの1年間8J1RLのOperatorを務めたJA1AGS山本貴士さんからのものだった。昨年、2021年4月15日にJA1AGSの常設場所である相模原での交信記録だ。

 南極昭和基地と日本との時差は6時間、直線にして約14,000キロ。日本に帰国するまでには約2ヵ月かかるらしい。なので、その日付は山本さんが南極昭和基地から帰国後まだまもない頃のものになる。

 制約の多いFT8では当時のご苦労など、南極での状況などをお聞きすることもできない。それでも、こうしてカードが届くと8J1RLとJA1AGS山本貴士さんが結びつき、遠い南極に一瞬思いをはせることができる。

 だからアマチュア無線は素敵だ。

 

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無線局再免許手続

 無線局免許状の有効期限は固定局が平成34年10月25日、移動局は平成34年10月29日だ。平成34年は西暦2022年なので今年が再免許申請の年になる。申請期間は無線局免許手続規則第十八条一項で「再免許の申請は、アマチュア局人工衛星等のアマチュア局を除く)にあっては免許の有効期間満了前一箇月以上一年を超えない期間」となっている。

 古い話になるがJARLが編集発行している「アマチュア局再免許申請用紙」の説明資料をみると平成3年(1991年)頃までは「申請する期間は何ヵ月前から受け付けるという規定はありませんが、免許の有効期限満了の日の3ヵ月前から1ヵ月前までに再免許申請をするべきです」と書かれている。それが、平成13年(2001年)の再免許用紙の説明書には3ヵ月前の記述がなくなり、たんに1ヵ月前までに到着するようにと変わった。

 今のようにアマチュア局の申請期間がきっちりと明記されるまでは「申請の受付は3ヵ月前からが良いとする」が頭に刷り込まれそれをずっと守ってきたものだ。

 最近は、うっかり再免許申請期間を逃してしまっても救済措置があり、長年慣れ親しんだコールサインを取り戻すこともできなくはない。また、申請方法も煩雑な紙ベースでの申請以外にも、ネット上で申請・届け出ができる「電子申請・届け出システムLite」がある。利便性に優れ、申請後の進捗状況がリアルタイムで確認できるため安心感もあり使い勝手がいい。

 そして、肝心の免許の有効期限を忘れないためにはスマホのカレンダーアプリがある。一度有効期限を登録しておけば、後は5年毎に任意の日にアラームを出してくれるので「うっかり」の心配もいらないのだ。

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QSO PARTY

 アマチュア無線を再開したその翌年、「そうだ、QSO PARTYに参加して12年間連続シールを完成させよう」と突然思い立ち、台紙を購入してから4年が過ぎた。

 QSO PARTYが一般的なコンテストから、今のようにシールーを台紙に貼るような形になったのは昭和49年(1974年)とのことなので今年で48年になる。自分が開局した昭和47年(1972年)当時はまだコンテスト形式だったようだ。しかし、いくら考えてみても全く記憶にない。

 ログブックを調べると、今の形になって8年目の1982年(昭和57年)に初めてQSO PARTYに参加している。すぐに台紙は購入したが、その年も、その後もサマリーシートの提出はせずに手元には何も貼られていない台紙だけが残った。

 現在のそれよりシンプルではあるが、大まかな原型はほとんど同じだ。まさに40年ものの台紙だ。「12枚のシールなんていつだって完成できるさ」と甘く考え、二度と来ることのないその時を逃した、若かった自分がそこにいる。今となっては、教訓とともにシールの貼られていない台紙そのものがなんだか貴重品のように思えてくる。

 昨年同様、今年も無事20局との新年の挨拶を済ませ、サマリーシートを送ることができた。そして先日、無事に4枚目の寅年のシールが手元に届き台紙に追加した。

 年齢を重ねてからの1年は貴重だ。風邪でもひいて寝込めば、次は12年先だ。あの時の自分のようには余裕がない。

 

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QSLカードの憂鬱

 QSLカードJARLビューロから発送されるのは奇数月で、ほとんどがその月末最終週に到着していた。それがここの所、次月偶数月第1週到着が続いている。JARLのホームページには新型コロナウイルスの影響により遅れが出ているとの告知がされている。今まで知らなかったが、2017年からはWeb上で発送完了日のお知らせがアップされていて、それを確認することでおおよその自宅到着日もわかるようになっている。

 その昔、CQ誌の付録についていた無線局の名簿を利用して交信相手の住所を探しだし、直接送っていたことが夢のようだ。個人情報が厳しく制限されている今では全く考えられない。交信相手からカードの要望があれば、JARLの会員でなくても、こんな方法で一生懸命対応していた当時が懐かしい。

 JCC・JCGをモチベーションに無線機のスイッチを入れるようになってから3年ほど過ぎたが、自局の位置から容易に交信できる地域は一通り記録されてしまったようで、未交信の市、郡はなかなか増えていかない。これはと思っても、検索してみるとすでに交信済みでQSLカードをいただいた地域がほとんどだ。

 離島であったり普通なら知ることのない遠く離れた郡の方や、近県でもロケーションが悪く未交信の方とのQSOは本当にうれしいく貴重だ。

 FT8ではカード交換を約束をする機会がない。こちらがいくら切望してもその思いは伝わらない。JARL経由でカードを出しても返事がないとなんだか悲しくなってくる。

 こちらの思うように行かないところがアワードの醍醐味で、そして自由にならないそのもどかしさこそが長くアマチュア無線を楽しむ糧の一つなのかもしれない。

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記念アワード到着 (さよならロアール)

 ほぼ1か月ほどで、申請していた東京2020JARL記念アワード「TOKYO 2020 Special」と「TOKYO 2020 DX-AJD」の2種類が自宅に届いた。申請期間は12月31日までと今年いっぱいあるが、あまりのんびりと構えているとうっかり忘れてしまうので早めに申請した。

 手元に届いてみると東京オリンピック公認プログラムということで、しっかりと公認マークが入っている。オリンピック記念のピンバッジとは別に、少し自慢したくなる記念グッズが手に入った感じだ。それぞれの記念局からのQSLカードはまだ届いていないが、そちらもこれからの楽しみだ。

 QSLカードといえば在庫が不安になってきているので、前回お願いした印刷屋さんに発注をすることにした。どうせなら、デザインを変えて全く新しいイメージのカードをと思ったが、メールのやり取りだけでは担当者に思いが伝わりにくく先に進まない。余裕もないので今回はリニューアルにとどめることにした。

 赤で表示していたコール部分を今回はブルーに変更することにした。色のイメージもお互いに向かい合っての相談であれば色見本などで決めるのだろうが、そもそも印刷屋さんとの物理的な距離の問題と昨今の事情ではそれもかなわない。

 そこで、希望色のイメージを「NHKニュース7」に使われているタイトルロゴのブルートと表現したら一発でマッチングした。11月からは赤のコールサインから、「ニュース7」ブルーにプチリニューアルした新QSLカードを発送だ。

(ひっそりと冬の気配が忍び寄り、すでにあの夏の日の喧騒は遠い昔だ。友人たちとゆっくり飲むことのできたスナック「ロアール」から閉店の知らせが届いた。10月30日、一部の過激なマニアたちに惜しまれながら、40年近く続いたその歴史にロアールは静かに幕を閉じた)

 

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オリンピック観戦チケット払い戻しの顛末

 どこかで気にはなっているが、それをはっきりさせずに先延ばししていることがある。オリンピック観戦チケットの払い戻し方法はどうしたらいいのか、何度かふっと意識に上りながら確認しないでずるずると来てしまった。

 ようやくネットで検索したのが10月12日の夜だ。払い戻し用の口座を届け出る必要があり、その締め切りは10月12日午前11時59となっている。すでに、8時間以上過ぎている。

 ダウンロードした払い戻しに関する案内を読んでみると、期限までに「金融機関口座を登録いただけない場合または指定口座への振込ができない場合、払い戻しを受けられなくなる場合がございますので、金融機関口座登録の際にはご注意ください」と書いてある。「場合があるってなんだよ?」私のようにうっかり忘れてしまった場合はその「場合」なのか、救済措置はどこを探しても見当たらない。

 自分ののんびりした性格のために、記念になればと紙で希望したその送料を含めての78,160円が返ってこないことになった。

 ショックで若干うろたえながらも先を読んでいくと16枚ある案内の中ほどに、購入時のVisa決済について書かれていることを発見した。

 そこには、「Visa決済を選択された場合は、購入時にご利用いただいたVisaカードへ返金いたします。東京2020組織委員会より、2021年8月下旬以降(予定)、順次、Visaカード発行会社に返金処理を依頼し、各発行会社にて返金処理を実施いただきます(お客様ご自身での手続きは必要ございません)」と書かれている。

 「どっち?」現金決済だったのか、カードを使ったのか覚えていない。確認のため公式ページに移動するが、チケットに当選したログインに必要なアドレスがわからない。さらに焦りながらメモを探し出し、やっとマイチケットにたどり着いた。

 「返金状況の確認」タブを開く。払い戻し対象チケット一覧にはステータスが「返金完了」になっている。組織委員会からはVisa発行会社に払い戻しが完了しているようだ。

 カード決済だたのだ。

 オリンピック観戦チケットの払い戻しについて、メディアを通じてのアナウンスがあまり記憶にない。幸い私はカード決済だったので救済されたが、現金決済の方も多いのではないかと思う。物事の先延ばしは危険だ。

 

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