アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

進歩する道具、駆け回るゴルフ

 定期的に怪しい台湾料理屋に集まり、学生時代の友人達と取り留めのない話で盛り上がる宴会で、前々から話題に出ていたゴルフの話がまとまった。

 思えば幾度となく行われてきたこの宴会で、浮かんでは消えていった「楽しいゴルフをやろうぜ」話が具体的になったのは驚くべきことだ。

 若い頃より継続的にゴルフをしてきたものは一人もいない。ここ、1~2年で改めて始めた者ばかりで、私にいたっては10年ぶりだ。それも、打ちっぱなしで1時間ほど練習していきなりコースにでた。思った通りスコアはまとまるわけもなく、随分と山野を駆け回り疲労だけが残った。それでも、友人達とのゴルフはどんなミスをしても許されて心の底から楽しめた。

 アマチュア無線を始めたときに無線機を含めた周辺機器の進歩に驚かされたが、ゴルフの世界も道具が進歩していてびっくりした。昔のドライバーは今のスプーンぐらいの大きさだ。スイートスポットも広くミスショットが軽減されているようだ。そもそも、私のようにアイアンを3番から入れている者など一人もいないのだ。

 誰に何と言われようと、そう、次回は最新のゴルフギアを揃えてスコアアップだ。

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冷血(上) (新潮文庫)

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冷血(下) (新潮文庫)

冷血(下) (新潮文庫)

 

 海外のハードボイルドが無性に読みたくなるように、突然高村作品の乾いた文章が懐かしくなることがある。
上下二冊のそれぞれには被害者側と加害者側の何気ない日常や心象風景、犯行当日が淡々と描かれていく。管理職になり現場から離れた合田警部には少し寂しさを感じるがそれも仕方のないことだ。新作の「我らが少女A」では警察大学校の教授らしい。それだけ、合田雄一郎も自分も年齢を重ねたということだろう。