アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

「RUZ氏宅前」通過

 都市部に暮らすサラリーマンならわかると思うが、平日は相手先までの移動のために電車、バスなどの公共機関の利用が多く、駅構内などでの移動を含めて思った以上に運動量が多い。半面、私の場合休日はだらだらと赴任先のマンション内で過ごすために極端に運動量が減り、月曜日の朝には体重が増えていることが多かった。不摂生の極みだ。そこで1時間ぐらいを目安にウォーキングコースを設定し、気分転換もかねて休日の運動量を確保をした。それが、いいことに習慣化した。

 現在、そのウォーキングコースに「RUZ氏宅前」が含まれている。「~前」。なんだか、どこかのバス停にありがちな名前だ。

 RUZ氏はISDB-T方式による日本初の「フルハイビジョンデジタルATV」の免許を受けて実験運用をしているその方面のパイオニアだ。その「RUZ氏宅前」にあるタワーが少し手前から見えてくる。

 見上げるタワーにあるアンテナは毎週方向が違い、RUZ氏のアクティブさがうかがえる。RUZ氏は昔から手作り派で、無線に対する知識も豊富で見識が高い人だ。だから、私のようになんとなくその趣味に入っていったオチャラケ者には大変ありがたい存在でもある。きっと、RUZ氏のような人たちが目立たず静かにアマチュア無線の世界を支えているのだろう。

 先日の飲み会の帰り、夜遅くはじめて逆方向からRUZ氏宅のいつものタワーを見る機会があった。そこには、暗闇にタワーの中ほどで赤と緑のLEDが交互に点滅していた。そう大きくない二色のLEDは特に何かを主張しているわけでもなくやさしく点滅を繰り返していた。

 翌日の土曜日反対方向から「RUZ氏宅前」を通過した。その日もアンテナは違う方向だ。さて、ここまでくると長いウォーキングもほぼ2/3が終わる。ホッとすると、なんだか体も軽く感じてくるものだ。

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