アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

QSO PARTY

 アマチュア無線を再開したその翌年、「そうだ、QSO PARTYに参加して12年間連続シールを完成させよう」と突然思い立ち、台紙を購入してから4年が過ぎた。

 QSO PARTYが一般的なコンテストから、今のようにシールーを台紙に貼るような形になったのは昭和49年(1974年)とのことなので今年で48年になる。自分が開局した昭和47年(1972年)当時はまだコンテスト形式だったようだ。しかし、いくら考えてみても全く記憶にない。

 ログブックを調べると、今の形になって8年目の1982年(昭和57年)に初めてQSO PARTYに参加している。すぐに台紙は購入したが、その年も、その後もサマリーシートの提出はせずに手元には何も貼られていない台紙だけが残った。

 現在のそれよりシンプルではあるが、大まかな原型はほとんど同じだ。まさに40年ものの台紙だ。「12枚のシールなんていつだって完成できるさ」と甘く考え、二度と来ることのないその時を逃した、若かった自分がそこにいる。今となっては、教訓とともにシールの貼られていない台紙そのものがなんだか貴重品のように思えてくる。

 昨年同様、今年も無事20局との新年の挨拶を済ませ、サマリーシートを送ることができた。そして先日、無事に4枚目の寅年のシールが手元に届き台紙に追加した。

 年齢を重ねてからの1年は貴重だ。風邪でもひいて寝込めば、次は12年先だ。あの時の自分のようには余裕がない。

 

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