アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

IC-7300 時計がリセット

 あまり気にしていなかったが、設定したはずのIC-7300の時計がいつの間にか初期状態の2000年1月1日午前0時にリセットされていることに気づいた。無線機の内臓時計に頼る場面はそれほど多くないので神経質になることもないが、気づいてしまうと気持ち悪い。結局、取説で確認することにした。

 やっぱりというか、こんなときいつも思うがメーカーの取説には専門的なことはしっかり書かれているようだが今回のように些細な、それでいて心のどこかがざわつくようなことには触れられていないことが常だ。そして、最終的にはネットに頼ることになってしまうのだ。

 早速検索してみると同じ悩みを抱えた方がいて、2007年に自身のブログでアイコムのホームページに対処方法がアップされていることをアナウンスしていた。

 それではと、製品情報の「よくあるご質問」コーナーを読んでいくと「時計がリセットされてしまう」場合の説明として①内蔵時計のバックアップは充電用電池を使用している。したがって、②長時間使用しないと電池の電圧が低下して時計がリセットされる。なので、③無線機を使わないのであれば1か月をめどに2日間程度充電してほしい。尚その場合には、④無線機の電源(POWER)のON/OFFには関係なく充電される等と書かれている。

 つまり、取説には載せなかったけれど質問としてはよくあるもので、一般的なものらしい。それなら、最初から取説に掲載すればいいのにと思うし、もし取説の製作段階で気づかずに漏れてしまったのならそれはそれできちんと告知にしてほしい。

 無線機の内臓時計がリセットしてしまうことなど気にするほどのことではないと言っておきながら、グダグダと不平を並べてしまった。相変わらずの悪い癖だ。

 

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FT-8 こんな人は嫌だ(ログにないQSO)

 理由は様々だが、交信が成立していない場合にはQSLカードが送られてきてもこちらから発行しない。当然、eQSLでInBoxに到着していても交信が成立していなければ発行しない。手書きのログブックには、いったんはコールバックされても途中で通信が途切れてしまい双方のシグナルレベルの交換まで至らない場合は不成立とし、その旨を記して記録だけは残すようにしている。

 先日、J〇4H〇〇局からeQSL経由で全く心当たりのないカードが届いた。InBoxからは削除しeQSLから自動で送ることのできる「ログを調べましたが交信内容に心当たりありません」メールを送った。普通はそれで終了のはずなのだが、後日「ちゃんとその時間はあんたと交信してるでしょ」と交信履歴を添付したメールが届いた。何があったんだろうと手書きのログブックを調べてみたが、不成立の記録も見つからない。さらに、J〇4H〇〇局が添付してきたその交信履歴にはどこにも私のコールサインは出てこないのだ。それは、J〇4H〇〇局とある方との交信を証明しているもので私には全く関係のないものだった。

 つまり、eQSL経由でJ〇4H〇〇局が送ってきたカードに記された時間には、ほかの方と交信していたとJ〇4H〇〇局自身がQSLカードの不備を証明したのだ。

 ご自身で手違いに気づいていただければそれでよしと「交信履歴に心当たりはありませんが、こちらの手違いなら謝罪します」と改めてメールを送った。

 ところがJ〇4H〇〇局は「あなたが最初にメールを送って来たのが悪い」と今度はeQSLから自動で私が送った「ログを調べましたが交信内容に心当たりありません」メールを添付してきたのだ。

 そもそも事の発端は何の関係もない私にJ〇4H〇〇局がQSLカードを送ったことであり、それを棚に上げてあくまでも自分の正当性を主張しようとしているのだ。

 再度その旨を説明しようかとも考えてみたが、結局、こういう人とは係わらないことが得策と判断し無視することにした。

 もめ事を自分で作り出すクレーマーはどこの世界にも存在するものだ。それでも、心を豊かにするための大切な時間には立ち入ってほしくないと思う。

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楽しくいこうぜQSOパーティ

 昨今の社会情勢も考え抜いてのことだろう、JARLから発表されている第74回丑年のQSOパーティの期間は1月3日9時か7日21時の132時間と例年よりだいぶ長めだ。

 2021年の最初の月曜日は1月4日になるので、社会もそのあたりからなんとなく動き出す。だから、QSOパーティに対するモチベーションを保つことのできるギリギリの微妙な期間設定だ。JARLもその辺を心配してのことなのか、6日間連続で参加した局にはサマリーシートの「意見欄」に「連続日交信」と記入して提出すれば抽選で景品が送られてくるらしい。少しでもQSOパーティを盛り上げようと頑張っている様子がうかがえる。ただ、残念なのはJARLニュースの紙面上では「連続日交信」のことが記載されているが、Webではその点に触れられていない。折角のアイデアなのだから、細かい字で書かれたJARLニュースを見逃した人たちのためにも更に広く告知してほしいものだ。

 私のようにFT8などのデジタル通信が盛んになったことを知って、チャラチャラとアマチュア無線を再開した軟弱新参者にはQSOパーティで20局交信のチャンスが増えることはうれしい。例年のように1月2日からの36時間では体調不良や急用などで時間が取れない場合も考えられるが、実はそれ以上に心配なのが年末年始の天候なのだ。雪国に住む者特有の悩みだろうが、使っているCP-5HSⅡのラジアルに雪が積もるとSWRが上がりアンテナとして厳しい状態になる。うまく気温が上がり、雪が消えてくれればいいのだがこればかりはどうしようもない。だから、そういう理不尽なリスクが軽減される意味では今回の期間延長は大歓迎だ。

 年齢を重ねると12年分のシールを集めきることは簡単ではなくなってくる。一度途切れさせると次のチャンスは12年後になってしまうからだ。「パーティだから楽しくいこうぜ」と思いながらも、近頃は結構真剣にQSOパーティに向かい合う自分がいるのも事実だ。

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ながら FT8

 かつてのようにパイルアップに向かい、大きな声で自分のコールを繰り返すことはなくなった。FT8で相手の方にコネクトしていただくためには何かそこに特別なテクニックがあるのだろうか?自分は淡々と画面を見つめるだけだ。おかしな話だが、FT8では望んで無線機の電源を入れ、パソコンの前に座っているのだが何故かそこに手持無沙汰感を覚えてしまう。そこで、Podcastを聞いたりPrimevideoで映画やドラマを見ながらの「ながらFT8」を楽しんでいたが、最近はYouTubeになった。

 自分の勝手なイメージでYouTubeはゴルフのレッスンチャンネルなどのように、趣味、趣向あったものをチャンネル登録して「動画」を楽しむものと思い込んでいた。しかし、今更だが手軽に好きなジャンルの音楽を聴くにはもってこいであることに気づいた。

 今のお気に入りは「Relax Music BGM CHANNEL」だ。拠点を長崎市に持つ方のチャンネルで、ピアノやサックスなどのJazz系癒し音楽を自主製作して流している。ノイズに近い無機質なFT8のバックにはぴったりなのだ。

 それぞれに、「古き良き時代のキャバレーで流れていた」とか「ゆったり癒しの朝に」とか「邪魔にならない本格的ジャスピアノ」とかのサブタイトルがついている。

 ぜひ、勇気を出して「アマチュア無線のおともに」も作ってほしいものだ。結構、ニッチな中でも特化されたBGMとして話題を呼ぶかもしれない。

 

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LogBookの感覚的ズレ

 1992年末の告示で省略できるものとなった業務日誌だが、今日も相変わらず記録し続けている。便利なTubo HAMLOGやJT_Linkerで煩雑な作業は省略できているのだが、状況が悪く場合によって交信が成立しなかったQSOも含め紙に記録している。

 お気に入りはCQ出版の「LOGBOOK for Amateur Radio」だ。必要な記録スペースの順番がHAMLOGと連動していて直感的に記入しやすい。交信終了時刻と交信出力は最後の余白に記入している。紙質やレイアウト、罫線の雰囲気が自分の感覚にあっていることも重要なポイントだ。ただ残念なのは大人の事情で掲載していると思われる、巻末のHAMLOGの操作方法や市郡区番号リストなどの各種資料のページが多すぎて少々くどく感じる。本体を綴っているカールスパイラルリングをはずし、白紙の記録紙を追加してみようかとも思ったがきれいに修復する自信がなくすぐに断念。どなたかいい解決方法を知っている方がいらっしゃればぜひ紹介してほしいものだ。

 そういえば、自分が愛用しているもので感覚的にはほぼあっているが、少しだけ違和感を覚える道具がもう一つある。ゴルフで使うドライバーのヘッドカバーだ。PINGのG410plusというモデルを使っているのだが、ドライバーのヘッドカバーだけがきっちりと本体にフィットしない。ヘッド部分の大きさがマッチしていないように感じるのだ。

 昔、PINGのヘッドカバーは足元においてそのままショットをしても急な風で飛ばされることがない。ヘッドカバーが転りプレーヤーの意識を乱さないギリギリの重さで作られているという話を聞いたことがる。それではと、メーカーに確認したらサウスポー用と共通の仕様のためにヘッド部分が大きいドライバーはフィット感に若干「ズレ」を感じることがあるかもしれないとのことだった。

 クレーマーとマニアは紙一重だ。自分の感覚を優先してそれを先方に押し付けると時としてクレーマーになる。マニアはマニアらしくひっそりとその感覚にあうものを探し続けなければいけないのだ。

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KindleVoyage・Chrome 不具合

 不具合が二つ。

 ひとつは、アマチュア無線の合間や就寝前の読書に重宝する、愛用のKindleVoyageの不具合。Amazonで購入した本をKindleで読もうとしてもホーム画面に表示されない。確か新規購入するとまずはホーム画面に表示され、そこからダウンロードのはずだった。再読み込みを試してみるが新しいアイテムはありませんと表示される。タブレットスマホでは問題ない。

 早速カスタマーサポートに電話で症状を伝える。再起動を要求され、すでに試しているのだが素直にもう一度再起動をかける。しかし、症状は変わらない。カスタマーサポートによると同様の症状が報告されているとのことで、修正方法が分かり次第連絡を貰うことになった。

 ふたつめは検索エンジンChromeだ。こちらは新しいタブを開くと日本語入力モードの変換が勝手に半角英数字になってしまう。更に辛いのは、一度検索をかけてから同じタブを使い次の検索をかけても半角英数字に戻ってしまう。タブを変える都度、検索をかけるたびに設定を変更しなけらばならない。不便で仕方がない。

 さっそくネットで調べてみると、当時は気づかなかったが2019年にも同様の不具合がありChromeのアップデートで修正されたようだ。今回は二度目の不具合らしい。すでに不具合登録がされていて修正待になっていることが分かった。

 それにしても、ネット検索やサポートで同じ不具合を発見できたときに、たとえそれが解決されなくても「自分と同じ不具合で悩んでいる人がいる」「これは自分だけの問題ではない」と分かると突然安心してしまう。これってなんなんだろう?事の重大さに気づかず「みんな同じだから心配することないよね」と自分が鈍感に丸くなっていく。それが、実は最大の不具合だ。

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QSLカードに新しいプリンターを買う

 アマチュア無線の再開時に急いで作ったQSLカードが終わった。サンプルの中から「これでいいかな」と簡単に選んでしまい、後になり少し工夫すればよかったと後悔した。

 A4マニアックスさんに作ってもらった新しいQSLカードは、デザインもレポート面もだいぶカスタマイズしたので用意されているHAMLOG用定義ファイルが使えない。大急ぎで定義ファイルを書き直した。

 微調整のために何度か試し印刷をしているうちにカードが複数枚まとめてスロットに送り込まれるプリンターの不調が起こった。スロットにセットするカードの枚数を調整し、「今回は順調にいきそうだ」と安心していると突然エラーが出て止まってしまう。用紙が無駄になることは勿論だが、印刷に安定感がなく精神的によろしくない。

 キヤノンの2008年製プリンターだが、12年間も使っていると壊れたことに残念感はなく、むしろ今まで何事もなく使えたことにたいする感謝の気持ちが大きい。 

 早速、近所の量販店で現物を見ながら検討する。最近の機種はプリンター、コピー、スキャナーが一体となった複合機が主流らしい。パソコンとの接続もUSBケーブルも使えるがメインはWi-Fiでの接続だ。プリーンターだけの専用機もあるがコロナウイルスの影響で在庫がなかったり、あまりに安いものは先のことを思うと心配で踏み切れない。結局、時代の流れに合わせて複合機にした。

 ドライバーのインストール、Wi-Fiの設定も簡単に終わり、新QSLカードの印刷は順調に終わった。普段使っているCloudのGoogleDriveもOneDriveもまだまだ余裕がある。これからは、折角のスキャナー機能を無駄にしないためにも、日々脳からあふれ出る知識をドンドンスキャンしてCloudにアップだ。

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