アマチュア無線は素敵だ

noiseがあふれるそんな日は読書で時間を忘れよう

マニア的ログのつけ方

 アマチュア無線局には備え付けなければならないものとして「時計、業務日誌、無線検査簿、電波法令集または抄録」が規定されていたが、1992年末の公示から順次省略できるものとなってきた。アマチュア無線の世界でも知らない間に規制緩和が進み簡素化された。

 私自身はアマチュア無線の楽しみの一つとして業務日誌を記録し続けている。記録用紙に文字が書き込まれて罫線上が埋まっていく感じが好きなのだ。後から見直すとか、そこから何かを見つけるとかすることはなく、文字が書かれて隙間がなくなる感じにグッと来てしまう。意味のない所に喜びを感じる何チャラマニアなのだろう。

  同時にTubo HAMLOGやJT_Linkerにもお世話になっている。開発者のJG1MOU、JA2GRCのお二人にはその後のメンテナンスから、バグの手当て、バージョンアップと想像できない努力と労力を費やしておられ感謝の気持ちでいっぱいだ。

 何も、紙とアプリを併用しなくてもと思うのだが、そこはマニアであるため譲れない。つい最近まではパソコンにインストールされたwsjtx上に流れるQSOの記録をまずは業務日誌に手書きで記録し、その後改めてTubo HAMULOGに手作業で打ち込むというマニア垂涎の二度手間作業を行っていた。うすうすJT_Linkerの存在を知ってはいたのだが自分でも理解しがたい頑固さで、これといった理由もなくTubo HAMLOGとJT_Linkerの連携を拒んできた。

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 「魔が差した」といういう表現は語弊があるが10連休のある日、ふと思い立ってJT_Linkerをインストールした。QSO終了と同時にwsjtxのデーターがTubo HAMLOGに送られる。使い始めると両アプリの使用感は抜群だ。当然、手書きの業務日誌からTubo HAMLOGに打ち込む際のミスもなくなり、今までずいぶん無駄な時間を使っていたものだと呆れてしまった。

さて、ここまで来ると次の課題は手書きの業務日誌にどうやって別れを告げるかだが、そこは簡単には行かないだろ。そう、それがマニアなのだ。